公開シンポジウム

2021年12月31日

現代における宗教の役割研究会 オンライン講演会

「現代における宗教の役割研究会」(通称:コルモス)の講演会をご案内いたします。この研究会は宗教者と研究者がともに現代における宗教の役割について議論し合うという趣旨でつくられたものです。昭和46年(1971年)に第1回が開催され、今回は第68回目になります。今回は感染症拡大防止の観点からオンライン講演会にいたします。

設立50周年オンライン講演会
テーマ「グローバルな災厄と宗教」

日時:2022年(令和4年)3月8日(火) 13:00-17:00 (Zoom Open12:45)

開会挨拶:大谷光真(コルモス研究会会長)

趣旨説明:島薗進(コルモス研究会副会長)

総合司会:丘山願海(浄土真宗本願寺派総合研究所所長)

コメンテーター:庭野統弘(浩士)(公益財団法人庭野平和財団理事長)

閉会挨拶:木村清孝(公益財団法人仏教伝道協会会長)

講演

宗教の災害時対応における新たな連携 大阪大学大学院教授 稲場 圭信 氏

イスラムはコロナ禍をどうとらえるか 東京外国語大学大学院教授八木 久美子 氏

気候変化へのレジリエンスと持続可能性を求めて 東京大学名誉教授 小池 俊雄 氏

 

新型コロナ感染症(COVID-19)の流行は私たちの生活を大きくかえ、新たな苦しみや困難が広まっています。この状況は急速に改善されることは望めません。また、たとえ新型コロナ感染症がある程度収束したとしても、新たな感染症に怯える時代が続くとも言われます。近代医学が感染症の脅威を克服したと言われた時期は遠ざかりつつあります。

他方、この間にも気候変動の影響が疑われる災害が各地で起こっています。欧米での酷暑や洪水、世界各地での山火事などです。山火事はまた地球温暖化を加速する要因にもなるでしょう。北極海や南極で起こっている変化と赤道直下の熱帯、また温帯地域で起こっている災厄が密接に関連しあっていることを、科学者は立証しようとしています。

2004年にインドネシアで起こった地震はインド太平洋の多くの地域に津波をもたらしましたし、2011年の東日本大震災は原発災害をもたらしましたが、チェルノブイリ事故のように広い地域に影響を及ぼすことが懸念されました。

新型コロナ感染症の流行下では、宗教活動も大きな制限を受けざるをえません。毎週、毎月など、定期的に行われる祭典や祈りの集いに人々が集まることができないことは大きな制約です。地域によっては、葬儀に人が集まることも困難になっています。宗教とケアは深い関わりがありますが、そもそもケアの活動がしにくくなり、孤立する人が増えています。なぜこのような苦難に見舞われるのか、宗教的にどう応じるかも問われています。

他方、東日本大震災後には、これまでには見られなかったほどに宗教者や宗教団体による支援活動が活発に行われました。そして、支援活動に関わる宗教者や宗教団体の横の連携の必要性も自覚され、実行にうつされました。世界的にも国連防災会議などで世界の諸宗教の関係者が集まり、協力・共働の可能性を探ることも行われました。

これらはグローバル化が進み、地球が小さくなってきたとともに、人間が地球環境を大きく左右することに自覚的に取り組む時代となったことが関わっています。コルモス研究会50周年を迎え、本会が取り組むべき課題がこうした文明史的な問題を背景にもつことがいよいよ顕わになってきました。そのような広い展望のなかで、宗教団体や宗教者がどのように取り組むのかということを見すえつつ、「グローバルな災厄の時代に宗教がどう向き合っていくのか」という問いをともに考えていきたいと思います。

申込方法【定員100名】

申込みフォームからお申込ください。

申込期限:2月28日(月)
1申込につき1名さま
なお定員になり次第、締め切る場合があります。

開催前にZoomの接続U R Lを、申込Eメールアドレスまでお送りします。

連絡先:
〒600-8349 京都府京都市下京区堺町九十二 浄土真宗本願寺派 総合研究所内
「現代における宗教の役割研究会」本部事務局 TEL 075−371−9244